《概要》
〜「縁」Destiny〜解説
この曲を書くにあたって、私が沖縄に一人旅をしに行った時に、印象に残った物を音にしようと思いました。曲はまず、「海」をイメージしたモチーフから始まります。車で旅した沖縄で、最も印象に残ったのは、美しい海です。海のすぐ側をドライブしたことをよく覚えています。次に「首里城」をイメージしたモチーフが登場します。赤色の力強い色合いや華やかさ、堂々とした佇まいを音にしました。最後に、サンゴ染め体験や料理、民宿で宿泊した時に感じた沖縄の「文化」をイメージしたモチーフが登場します。曲中は、沖縄音階を多用し、沖縄で出会った沢山の「縁」、人と人が繋いできた「縁」をテーマに、何度でも訪れたい沖縄への思いを音にしました。(作曲者筆:小泉香氏)
沖縄の風景と文化が織りなす音楽物語『縁〜Destiny〜』
沖縄の地を一人旅した作曲者・小泉香氏が、その旅路で心に刻まれた美しい風景と人との出会いを音楽に昇華した作品『縁〜Destiny〜』。
小泉香氏の『縁〜Destiny〜』は、沖縄での旅を通して感じた風景や文化、そして人との出会いから生まれた作品です。沖縄の自然と文化、旅の中で出会った人々との「縁」を音で紡ぎ、訪れるたびに新たな発見や心のつながりを感じたという小泉氏の想いが深く込められています。
「海」をイメージしたモチーフから始まる、透き通る青い海を眺めながらのドライブで感じた爽快感や、海の穏やかな広がりが音に表現され、まるで沖縄の美しい海辺を旅しているかのような情景が浮かび上がります。
「首里城」をテーマとした力強いモチーフが登場し、沖縄の歴史と文化の象徴である首里城の赤く輝く荘厳な姿が、堂々とした音楽で表現され、その壮麗さと情熱的な色合いが聴く者に迫ります。
この作品では、沖縄の「文化」を表現するモチーフが現れます。
サンゴ染めや郷土料理、温かい民宿のもてなしから感じた沖縄の人々の優しさと、独特の風土が音楽として表現されています。
注目したいポイントとして、沖縄音階を多用し、出会いと絆が織りなす「縁」をテーマにしたこの作品は、沖縄の魅力に触れ、人と人とのつながりを再認識させてくれる一曲です。
『縁〜Destiny〜』を通して、演奏者も聴衆も新たな「縁」を感じることでしょう。
演奏会の曲目にぜひお薦めいたします。
「縁」 / “Destiny”
product number:M194-WO31
Composer:小泉香(Kaori Koizumi)
Duration:0:06:30
Grade:3
Instrumentation :For Wind Orchestra
Publisher:MAESTRO, Inc.
JAN:
Release:2024/11/07
《INSTRUMENTATION》
Piccolo
Flute 1
Flute 2
Oboe
Bassoon
E♭Clarinet
B♭Clarinet 1
B♭Clarinet 2
B♭Clarinet 3
B♭Bass Clarinet
E♭Alto Saxophone 1
E♭Alto Saxophone 2
B♭Tenor Saxophone
E♭Baritone Saxophone
B♭Trumpet 1
B♭Trumpet 2
B♭Trumpet 3
Horns 1,2
Horns 3,4
Trombone 1
Trombone 2
Bass Trombone
Euphonium
Tuba
String Bass
Timpani
Glockenspiel
[Percussion 1] Vibraphone, Xylophone,
[Percussion 2] Suspended Cymbal, Tom-Toms, Shogu,
[Percussion 3] Wind Chime, Bass Drum, Bongo, Parlank,
※鉦子の代表としてすり鉦を用いることを可とする。