2024年『朱仄(あけぼの)ブラスソサエティ委嘱曲』
金管バンド 『行きあいの空』 〜英国式ブラスバンドのための〜
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《概要》
『行きあいの空』
夏の終わり、もくもくした入道雲と薄い綿のような秋の雲が混在しているのを見たことはありませんか?このような夏秋の暑気・涼気の行き合う空が「行きあいの空」です。このころの空を見上げ、「夏も終わりだなぁ」と感じる人も多いのではないでしょうか。
古来から日本人は1年を24に分けた二十四節気や、さらにそれを3つに分けた七十二候という暦を使って生活していました。天候や植物、鳥や虫などの様子によって実に繊細に季節の移り変わりを感じ取っていたのです。季節が4つになってしまった現代の私たちの中にもこの感覚はきっと残っていると思いたい、残していきたい、そんな願いも込めて作曲しました。
曲中に出てくる2台のグロッケンはオルゴールをイメージしています。
暑い夏が過ぎ涼しい風が吹き渡る。広々とした草原に寝転び、雲を眺めている。ふと見ると草むらの中に誰かが落としたオルゴール。ゼンマイを巻いてみるとメロディーが・・・。
子供の頃の夏の思い出、懐かしい人、懐かしい夢、過ぎ行く季節に昔を想いながら
美しい「行き合いの空」を描きました。皆さんひとりひとりの心の中にある懐かしい記憶に思いをはせて聴いていただけたらと思います。(作曲者筆:阿部勇一氏)
金管バンド作品『行きあいの空 〜英国式ブラスバンドのための〜』は、夏の終わりから秋の訪れを感じる瞬間を音楽で鮮やかに描き出した一曲です。阿部勇一氏によるこの作品は、日本人特有の繊細な季節感をテーマに、ノスタルジックで温かい物語を紡ぎます。冒頭ではグロッケンの音色がオルゴールを連想させ、草原に寝転び雲を眺める情景や、涼風が吹き渡るひとときを感じさせます。叙情的なメロディーと巧みなオーケストレーションがブリティッシュスタイルの編成で響くこの作品は、21人から演奏可能で、金管バンドならではの透明感と重厚感を併せ持っています。その響きは特にホールでの演奏会やコンクールで際立ち、季節の移ろいを聴衆に鮮明に伝えるでしょう。美しい「行きあいの空」の世界を、あなたのバンドで響かせてみませんか?
行きあいの空 〜英国式ブラスバンドのための〜 /“Yukiainosora” for brass band
product number:M251-BB3
Composer:阿部勇一(Yuichi ABE)
Duration:0:07:00
Grade:3.5
Instrumentation :For Brass Band/金管バンド(21人〜演奏可能)ブリティッシュスタイル対応
Publisher:MAESTRO, Inc.
JAN:4571632700508
Release:2024/12/06
《INSTRUMENTATION》
E♭Cornet
Solo Cornet
Repiano Cornet
Cornet 2
Cornet 3
Flugelhorn
E♭Solo Horn
E♭Horn 1
E♭Horn 2
Baritone 1/2
Trombone 1
Trombone 2
Bass Trombone
Euphonium
E♭Tuba
B♭Tuba
Timpani
Suspended Cymbal
Glockenspiel 1
Glockenspiel 2
〜 special thanks 〜
作曲家 阿部勇一氏 Webページ