《概要》
\小編成で奏でるクラッシック名曲選/
『ペール・ギュント組曲』より
1.「朝」 2.「オーゼの死」 3.「アニトラの踊り」 4.「山の魔王の宮殿にて」
編成:吹奏楽(小編成)/14人から演奏可能
エドヴァルド・グリーグの『ペール・ギュント組曲』は、ノルウェーの作家ヘンリク・イプセンによる戯曲『ペール・ギュント』の付随音楽として作曲され、その美しい旋律とドラマティックな表現で長く愛されています。この組曲では、物語の中から4つの印象的な場面が選ばれ、さまざまな情景や感情を描き出しています。今回の吹奏楽小編成のアレンジは、少人数ながらも原曲の持つ豊かな響きを大切にし、各場面の雰囲気を存分に感じ取ることができます。
1. 「朝」
北欧の自然美を表現したこの曲は、ペール・ギュントがモロッコの砂漠で目覚める場面を描いています。日の出とともに穏やかに広がっていくメロディーは、新しい一日の始まりを象徴し、聴く者に爽やかな気持ちをもたらします。管楽器の透明感のある響きが、朝の静けさと美しさを巧みに表現しています。
2. 「オーゼの死」
ペール・ギュントの母であるオーゼが死を迎えるシーン。深い悲しみが胸に迫るこの楽章では、ゆったりとした哀悼のメロディーが繰り返され、オーゼの死に対する息子ペールの心の内が静かに描写されます。少人数編成ならではの親密なアンサンブルが、このシーンの感動を一層引き立てます。
3. 「アニトラの踊り」
ペール・ギュントが出会う美しいベドウィン族の娘アニトラの妖艶な踊りを描いた曲。エキゾチックなリズムと軽快なメロディーが、この場面に活気と彩りを添えます。打楽器や木管楽器が独特のニュアンスを生み出し、異国の舞踏の雰囲気を楽しませてくれます。
4. 「山の魔王の宮殿にて」
物語の中で最も有名な曲の一つ。ペール・ギュントが山の魔王に捕らえられるシーンを描き、緊迫感と不気味さが増していく展開が特徴です。次第に速くなるリズムと強烈な音の重なりが、聴衆を魔王の宮殿に引き込み、圧倒的なフィナーレへと導きます。小編成でもそのスリリングな緊張感を存分に感じることができるアレンジです。
『ペール・ギュント組曲』の4つの楽章は、それぞれ異なる情景と感情を描きながらも、統一されたテーマを持っています。この少人数編成によるアレンジでは、原曲の魅力を残しつつ、吹奏楽ならではの多彩な音色と豊かな表現力で、物語の世界へと聴衆を誘います。
ペール・ギュント組曲より 1. 「朝」 2. 「オーゼの死」 3. 「アニトラの踊り」 4. 「山の魔王の宮殿にて」 / “PEER GYNT” Suite 1. Op.46
product number:M202-WE11
Composer:グリーグ(Edvard Hagerup Grieg)
Arranger:山口哲人(Akihito Yamaguchi)
Duration:0:12:00
Grade:3.5
Instrumentation :For Wind Ensemble / 吹奏楽小編成(14人〜演奏可能)
Publisher:MAESTRO, Inc.
JAN:
Release:2024/10/16
《INSTRUMENTATION》
Flute 1 (or Piccolo)
Flute 2
B♭Clarinet 1
B♭Clarinet 2
B♭Bass Clarinet
E♭Alto Saxophone 1
B♭Tenor Saxophone
B♭Trumpet 1
B♭Trumpet 2
Horn in F
Trombone
Euphonium
Tuba
Timpani
Bass Drum
Triangle(Opt.)
Xyloohone(Opt.)