《概要》
6つ舞曲風の楽曲からなる⾃由な形式の楽曲。別々の曲の提⽰部分を抜粋したような形式になっており、その様子を舞踏祭で踊られる楽曲のハイライトに見立てています。タイトルはその様子からとったもので、使われている曲は順番にフリアント、スコチナー、タランテラ、パヴァーヌ⾵間奏曲、ポルカ、ワルツとなっています。
モチーフの主要な音の運びを各曲共通、または展開した形にしており、かなり自由な変奏曲としても扱えるかもしれません。
各舞曲の特徴について、「フリアント」は急速なテンポのチェコの⺠族舞曲の⼀種で、2 拍子×3と3 拍子×2 が交互に表れるもの。本曲においては、オリジナルなアレンジとして2 拍子と3 拍⼦の現れるタイミングをずらしている箇所があります。
「スコチナー」はフリアント同様チェコの⺠族舞曲の⼀種で2 拍⼦の舞曲。ホップ、ステップ、ジャンプといったリズムを持つものです。
「タランテラ」は8 分の6 拍⼦の急速なテンポを持つイタリア・ナポリ発祥の舞曲。
「パヴァーヌ⾵間奏曲」は⾮常にゆったりした4 分の2 拍⼦の楽曲で、1小節毎、後半は2 ⼩節毎に、花嫁がバージンロードを歩く時のためらうような間を持ちます。
「ポルカ」は2 拍⼦のチェコの⺠俗舞踊。この曲とこの後のワルツの間に⽐較的長いブリッジを伴い、大詰めへと向かっていきます。
「ワルツ」はもっとも有名な舞曲の1 つです。3 拍⼦の楽曲であるが、旋律はチャイコフスキー風のヘミオラを多⽤し、⼀種のポリリズムの楽曲となっています。
冒頭にあらわれるTutti での変ロ⻑調の和⾳は吹奏楽で最も輝かしい響きが得られるものの、ひとつであろうと思います。楽団の個性をいかんなく発揮していただければ幸いです。
(作曲者筆:田丸和弥氏)
舞踏祭への前奏曲/“Prelude for Dance Festival”
product number:M086-8WEN20
Composer:田丸和弥(Kazuya Tamaru)
Duration:0:03:40
Grade:3
Instrumentation :Ensemble/木管8重奏(フレキシブル)
Publisher:MAESTRO, Inc.
JAN:4571632700188
Release:2024/10/11
《INSTRUMENTATION》 フレキシブル対応可能です。
Part1 : Flute (E♭Clarinet / B♭Clarinet)
Part2 : Oboe (B♭Clarinet)
Part3 : B♭Clarinet (E♭Alto Saxophone)
Part4 : B♭Clarinet (E♭Alto Saxophone)
Part5 : Horn in F (B♭Clarinet / E♭Alto Clarinet / B♭Bass Clarinet)
Part6 : Horn in F (B♭Clarinet / E♭Alto Clarinet / B♭Bass Clarinet)
Part7 : Bassoon (B♭Bass Clarinet / E♭Baritone Saxophone)
Part8 : Bassoon (B♭Bass Clarinet / E♭Baritone Saxophone)