《概要》
「秋に纏わる四つの面影」 作曲に寄せて
時の流れと共に変わりゆく日本。しかし、日々の暮らしの中でふと自然の美しさに目を向けると、四季の移ろいは昔と変わることなく私たちを楽しませてくれていることに気づきます。
“地球温暖化”とか“気候変動”が叫ばれる昨今ですが、日本のよさのひとつでもある四季折々の自然が魅せる美しさは、昔から変わらない普遍的な価値を感じさせてくれるもののひとつです。
タイトルが示す通り、この曲は様々な秋の情景を思い描きながら作曲しました。
冒頭は、秋の訪れを告げる涼やかな風に木の葉が舞い散る情景、続いて爽やかな秋晴れの情景、秋の嵐、そして、秋が深まり色づいた木々が朝日に照らされて輝く情景の四つのイメージを描いています。
季節の訪れは、それぞれが感じる「あの頃」を思い起こさせます。同時にそれは、私達が生まれるよりずっと昔の人々も見ていた景色であり、感じていた空気でもあります。
一人ひとりが思いを馳せる心の中の記憶、そして季節感ある情景が映す古の日本への思いも込めて「面影」と表現しました。
(作曲者筆:宇田川不二夫氏)
四季折々の風景が心を癒す日本。その情景を繊細かつ鮮やかに描いたのが、この「秋に纏わる四つの面影」です。木の葉が風に舞う瞬間、爽やかな秋晴れの日々、嵐が吹き抜ける力強い瞬間、そして朝日に照らされた色鮮やかな木々。すべてが私たちの心の中に眠る「懐かしさ」を呼び起こし、同時に新しい感動をもたらしてくれます。
どこか懐かしく、温かな響きで奏でられるこの曲は、現代の喧騒から離れ、心静かに秋の風景に浸るひとときを提供してくれるでしょう。自然の美しさと、古の日本の情景が織りなす「面影」の世界を、ぜひこの楽曲でお楽しみください。
アンサンブルコンテストや演奏会での魅力を最大限に引き出す楽曲としてもおすすめ!です。
四季折々の移ろいを鮮やかに描いたこの作品は、アンサンブルコンテストや演奏会のレパートリーとしても最適です。異なる表情を持つ4つの情景が、各プレイヤーの技術と表現力を引き出し、豊かな音楽体験を聴衆に届けることができます。繊細なアンサンブル力を必要とするこの楽曲で、チームの一体感と秋の情緒を存分に演奏で表現してみませんか?
秋に纏わる四つの面影 / “Four Memories of Autumn”
product number:M250-SX4EN5
Composer:宇田川不二夫(Fujio Udagawa)
Duration:0:04:00
Grade:3.5
Instrumentation :Ensemble/サクソフォン4重奏
Publisher:MAESTRO, Inc.
JAN:4571632700133
Release:2024/10/04
《INSTRUMENTATION》
B♭Soprano Saxophone
E♭Alto Saxophone
B♭Tenor Saxophone
E♭Baritone Saxophone