《概要》
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フルート三重奏曲 のはら春の詩(うた)/“Poem from Spring field”
1 「ひばりのおしゃべり」
あたたかな春の日。野原を散歩していると,雲雀が真っ青な空高くあちらこちらで囀っているのが聞こえてきます。同時に或いは順々に,また交互に。野原に響く楽しい合唱。
2 「菫の花」
春の霞に誘われて/おぼつかなくも咲き出でし/菫の花よ心あらば/ただよそながら告げよかし~ とうたわれる国木田独歩の「菫」の詩をイメージして書きました。春の訪れとともに咲き始める菫の花,それを愛でる少女,その少女にひそかに想いを寄せる者。独歩の美しい作品。
3 「春の風の会話」
冬の終わりを告げ,春の訪れを知らせる春風。新たな始まりを予感させる爽やかで清々しい風。頬を撫で野の花を揺らす風は目には見えませんが,その様々な風の動きを音楽で表現してみました。
尚,「のはら春の詩(うた) 」は3曲から成る組曲ですが,各曲は単独でも演奏が可能です。したがって任意の曲の組み合わせまたは省略も可能であることを申し添えます。
(作曲者筆:田嶋勉氏)
田嶋勉氏作曲のフルート3重奏。
課題曲「エアーズ」のように、心地よく優しい音色が心に染みわたります。
ひばりの歌声と春の詩情が響き合う、「のはら春の詩(うた)」は、春の自然とその繊細な美しさを描いたフルート三重奏曲です。繊細な音色とリズム感溢れる演奏が特徴であり、優しい心を包み込んでくれるその美しいメロディは、思わず身を委ねてしまうほど魅力的であり、聴く人々の心を癒し感動させてくれる1曲です。コンクールや、ロビーコンサートの曲目としても効果的な作品です。
※ 国木田独歩(くにきだ どっぽ、1871年-1908年)は、明治時代の日本の自然主義文学を代表する作家・詩人です。本名は国木田哲夫。彼は短い生涯の中で、自然や人間の内面を深く描写し、独自の作風を確立しました。第2曲の題材モチーフになっている作品「菫」では、小さな菫の花を通して、儚さや美しさを詩的に描かれています。彼の作品は、自然を通して人生を見つめ直すテーマが多く、現代でも多くの読者に愛されています。
フルート三重奏曲 “のはら春の詩(うた)より” 1.ひばりのおしゃべり 2.菫の花 3.春の風の会話 / “Poem from Spring field” 1. Skylark's Chatter 2.Violets 3.Spring Wind Conversation
product number:M242-FL3EN2
Composer: 田嶋勉 (Tajima Tsutomu)
Duration:0:04:30
Grade:3.5
Instrumentation :For Wind Ensemble/フルート3重奏
Publisher:MAESTRO, Inc.
JAN:
Release:2024/09/27
《INSTRUMENTATION》
Flute 1
Flute 2
Flute 3